吾妻郡医師会の現況 【 -その歩みと現在- 】

(3)吾妻郡医師会の現況

一般社団法人吾妻郡医師会は、吾妻郡(中之条町、東吾妻町、長野原町、草津町、高山村、嬬恋村)を区域とし、その区域内には就業所(または住所)を有する医師を構成会員とする組織である。事務所を中之条町伊勢町25‐9に置く。

平成29年(2017年)3月現在会員数60名、会員の就業する医療機関は31である。

戦後新生医師会として発足60有余年を閲し、吾妻郡の医療専門団体として地域医療の向上のために尽力してきた。明治の草創以来の精神を受けつぎ、吾妻郡医師会定款第2章目的及び事業には、「この法人は、日本医師会及び群馬県医師会との連携のもと医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進することを目的とする。」と謳い、その目的を達成するために諸事業を展開している。地域医療活動としては医療専門団体として吾妻郡各町村と緊密に協力し、救急医療・予防接種・学校保健・産業医学・母子保健・介護保険等に成果を挙げている。吾妻郡医師会の特別継続事業の主なものを列挙すれば次の通りである。

  1. 中之条病院の受託運営
    昭和40年(1965年)11月吾妻郡医師会立中之条病院として開設。昭和58年(1983年)吾妻広域町村圏振興整備組合立中之条病院に改組、吾妻郡医師会に運営受託され現在に至る。吾妻郡域唯一の精神医療センターとして重要な地歩を占めている。平成6年(1994年)には群馬県老人性痴呆センター事業を開始、平成9年(1997年)には群馬県夜間休日精神科医療に参加する等地域医療に貢献している。
  2. 吾妻准看護学校
    昭和41年(1966年)設立以来917名の卒業生は地域医療の担い手として活躍している。
  3. 吾妻地域産業保健センター

    平成9年(1997年)開設。労働者50人未満の事業所の健康指導や健康相談などの産業保健サービスを充実させる目的で国から委託を受け、吾妻郡医師会が実施。

     尚、平成12年(2000年)介護保険・老人保健の重要拠点として開設した、吾妻郡医師会立訪問看護ステーションあがつまおよび関連施設として、平成15年(2003年)に開設した、吾妻郡医師会居宅介護支援事業所は吾妻郡内で介護関連事業所が充実したことから、その役目を終え平成28年(2016年)3月に閉鎖した。

文責 吾妻郡医師会理事 平田秀雄

2017年4月改訂 吾妻郡医師会副会長 布施正博